これは、昨年「Lumion2015コンペJapan」に応募した動画です。
Lumionというレンダーリング(アニメーション)ソフトの動画をYouTubeで見て、少し衝撃を受けました。
ここしばらく、目の前の仕事のことがほとんどで、建築ソフトやその他建築の最新情報から遠ざかっていました。
建築系の雑誌すら、まともに見た記憶がありません。
『・・この数年間、私は何をしていたのだろうか?』と、ここ何年かが空白に思える時がたまにあります。
浦島太郎のような感覚です。
それと、不思議なことに、1年が、若い頃のように長く感じられるようになりました。
恐らく、些細ではあるけれど、毎日、何かしらの新しい経験をしていたのかもしれません。
そんな新しい経験のひとつに、このLUMIONコンペ2015がありました。
応募の動機は、このソフトを使ってみたい。。という好奇心からだったと思います。
応募者は、体験版を制限なしで使えたと思います。
エントリーを決めたのは、締め切り直前でした。
使ったことのないソフトで、いったいどこまでできるだろうか?
という自分に課したスキル向上の自己満足的欲求もあり。
ところが、このソフト、日本語版がございません。
チュートリアルやハウトウが、YouTubeにアップされていましたが、全部英語。
チュートリアル96本英語版を一日かけて集中して見ました。
そしてダウンロードした体験版LUMION5に、スケッチアップでモデリングしたデータを落とし込み、
未経験のまま、いきなり実践実作づくりです。
けっこう大変でした。
全員にもらえる参加賞をいただきました。ありがとうございます。
それはよいのですが、
まさか、エントリー作品がすべて公開されるとは知りませんでした。
もし、このことを知っていたらエントリーしなかったと思います。
と、今更恥ずかしがっても仕方ないです
粗だらけで大変失礼いたします。
今回、動画のコンペなので、カット割りやストーリーの構成、見せ片など・・考え出したら、いくら時間があっても足りないくらいのものでした。
だから、むしろ時間に制限があるほうが、できることが限られてくるので、あまり考えずに済みました。
つっこみどころ満載のディーディールまで目が行き届いていない動画です。
意識したのはこのソフトだからできる・・モデル内の・・
広大なランドスケープの距離とウォークスルーのスピード。
背景の山や土地、植物や動物、乗り物の配置は、このソフト内で自由に操作できます。
自然の地形があっという間に作れる・・恐ろしいソフトです。
仮想空間内の制作ギリギリ範囲まで地形を作りました。
制作範囲の境目は崖になっています、その先は海です。